今日もお疲れ様です、風花猫です。🌻
※今回はタイトル通り、蝶の写真が大きめに登場しておりますので、昆虫が苦手な方は、閲覧にご注意をお願いします…😿💦
先日、洗濯物を取り込もうとして、我が家の小さな庭に出ました所、大きなクロアゲハが飛んでいました。
ゆっくりと、何処か刹那的に。けれど、なんだか、弱々しいような感じがしていて。
その様子が、なんとなく気になり、しばらく見つめていたのです。
すると、庭の木に止まって、お腹を丸める素振りが。
どうやら産卵の為に、葉っぱに止まっていたようで。
後で、そーっと葉っぱの裏を見てみますと、小さな黄色い卵が…。
思いがけない「命のバトン」を渡す瞬間を見たようで、なんだか感慨深く…。
そして、どうも飛び方が気になると思っていたら、その理由が少しだけ分かりました。
葉っぱに止まって羽を広げた所を、そっと近付き、写真に撮って見ますと、飛んでいる時には分からなかった事が…。
見えますでしょうか、右側の羽が一部、破れてしまっていて…。
私が感じた「弱々しい感じ」は、云わば「傷付きながらの羽ばたき」だったから、なのだな…、と。
もしかしたら、命が尽きる寸前だったのかもしれません…。
そう思うと、無性に涙が溢れそうになって。
生き物は、今を真っ直ぐに、命を生きている。
次の世代に命を繋ぎ、命の輪廻を紡いでいる。
私は、なんだか、その姿に、心を動かされた思いがしたのです。
日本各地に伝わる民話や伝承によると、蝶は「亡くなった人の魂」「死者からの使い」等、霊魂や彼岸との繋がりがあるとされる存在だそうです。*1
参考情報:国際日本文化研究センター 怪異・妖怪伝承データベース
wikipedia:チョウ (人間との関わり 伝承)
一匹の蝶から、しみじみ考えてしまったお話でした。
余談ですが、クロアゲハだと思って、一応調べました所、どうやらクロアゲハではなく「ナガサキアゲハ」という蝶だったようです。
名前の由来は、シーボルトが長崎で最初に採集した事から。
生き物の名前に、歴史あり、ですね…。📚️
また、ナガサキアゲハのメスは、表側の羽に模様を確認出来ますが、オスは一見すると真っ黒(良く見ると、青く光る鱗粉が見えて美しいのですが…🦋✨)であり、アゲハチョウ属の中では珍しい特徴である「性的二形」*2の持ち主であるようです。
後日訪れた、オスと思われる写真がこちらです。📷️
ちょっと見えづらくてごめんなさい…😿💦
元々、南方に生息していた種ですが、近年、生息域が北上している事から、温暖化の指標種としても注目されているらしく。
私達の活動が、こうした生き物に影響を与えている事を、改めて見つめ直さなくてはいけないな…、と感じます。
それでは、ここまでお読み頂き、ありがとうございました!
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