風花猫の雑学ブログ🐾

ちび学問と、お茶飲み話です。📚️🍵

「猫島」熊本・湯島に行ってきました。🐾

今日もお疲れ様です、風花猫です。🐈️

 

今回はプチ旅行記と致しまして、先日訪れた「猫島」こと、熊本県にある「湯島」について、書かせて頂きます。

 

※あくまで「プチ旅行記」ですので、全て網羅出来ておらず…😿💦ご参考までにお読み頂ければ幸いです…😭💧

 

※情報は全て「2023年3月」時点のものです。最新情報につきましては、どうぞ自治体のホームページ等でご確認頂きますよう、お願い致します💦

 

 

前置き色々

 

猫が大好きな風花猫は、以前から湯島に行きたいなぁ、と思っておりまして…。ですが、遠方である事もあり、中々行ける機会がありませんでした…😢💧

 

しかし、先日ついにチャンスが…!🥰✨同じく猫好きで、熊本在住の友人が「湯島に行ってみる?」と誘ってくれたのです…!

 

大変嬉しく感じ、友人のお休み日と都合を合わせつつ、2つ返事で行く事に。

 

その一方、実は当方、乗り物酔いをしやすく、道中の車での道のりや、定期船乗船に関して、少し不安がありました…。

 

その為、前日の夜はしっかり休み、当日には乗り物酔い止めのお薬を服用。対策をした上で向かいました。

 

うーん、我ながら、並々ならぬ猫愛です…(笑)

 

前置きはともかく、湯島での素敵な時間について、つらつらと。

 

いざ!上陸

 

湯島の場所や交通アクセスにつきましては、この記事の終盤にて。定期船に揺られる事、およそ30分。いよいよ視界に湯島が見えてきました。湯島の写真はこちらです📸

 

 

この場所は、湯島の南東部分にあたりまして、定期船が発着する船着き場も、近くにあります。

 

写真の赤い丸で囲った所に「白い十字架」と、白い文字で「ユシマ」との表記が。この十字架には、湯島の歴史が関わっているようです。(歴史については後述を…🖊️)

 

高まるドキドキを抑えつつ、桟橋から、湯島へ上陸!

 

猫さんがお出迎え、島に流れる穏やかな時間

 

早速辺りを見回すと、何匹か、猫さん達がくつろいでいました。

さすが猫島。島にはおよそ200匹の猫さん達が暮らしています。

 

猫さん達はとても人懐っこく、中には自ら近付いてきてくれる猫さんも…!ぎゃー、可愛すぎる🐈️✨😍💕

 

(ついついふれ合うのに夢中で、写真を忘れてしまいました…💧)

 

ちなみに「エサ(100円)」と「猫じゃらし(300円)」も販売されていました。しかし、エサやオモチャがなくても、十分にふれ合えちゃう所が凄いなぁ…🥰✨

 

住民の皆さんも、港で井戸端会議をされていたり。その傍らには猫さんが。とても穏やかで、和やかな時間が流れていました。

 

確かに、島で暮らす事には、様々な心構えが必要かと思います。しかし、そこには間違いなく『湯島にしかない時間』があって。

 

それこそ、湯島に行かなければ感じられない、掛け替えのない時間を過ごさせて頂いた事に、ただただ感謝です…🐾

 

観光スポットあれこれ

 

溢れる猫愛を一旦抑え、湯島の観光スポットを確認。今居る場所には「売店 アコウ樹」さんと「猫明神」様が。猫明神様の写真を撮影しました。

 

 

写真のオレンジ色で囲んだ部分が「猫スポット看板」。猫さんが多く出没するスポットに設置された、オリジナルの看板だそうです。😸✨

 

(写真では見えにくいですが、ローマ字で「neko」と書かれています)

 

続いて島の東側へ向かって歩いていくと、今度は「ハート型のアコウの樹」(アコウはクワ科の亜熱帯高木で、樹高は20mにもなるそうです)がありました。こちらも写真を…🌳📸

 

 

ここにも猫スポット看板が。島の観光リーフレットによりますと、基本的に猫さん達は、島の南側の集落内に生息しているらしく。

 

それぞれにテリトリーがあるので、出会える猫さんも、猫スポットごとに異なるようですね…🐾

 

その他にも、今回は時間の都合で立ち寄れませんでしたが、島の中腹には「諏訪神社」、飲食店「海女ちゃん食堂 乙姫屋(基本的に予約制だそうです)」、島の北西部には「湯島灯台」などがあり、宿泊施設も点在していました。

 

ちなみに湯島には2ヶ所の海水浴場(東の浜海水浴場・西の浜海水浴場)があり、東の浜海水浴場には、時折ウミガメが産卵に訪れるそうです。運が良ければ見られるのかも…。

 

また、「売店 アコウ樹」さんでは、いくつかのお土産品も。お店の前のガチャガチャでは、オリジナルの缶バッジ(一回200円)が販売中でした!😸❇️

 

「ねころびカフェ」で、一休み。

 

友人と湯島を巡り、沢山の猫さんに癒され、素敵な時間を過ごした後は、島民の方に誘われて、港前の「ねころびカフェ」さんへ。

 

「靴を脱いでお上がり下さい」と入り口にありました為、靴を脱いで、お邪魔しました。👟

 

お優しいオーナーさんに迎えて頂き、メニューを拝見。

 

コーヒーや、無添加(無農薬だったかも…、すみません😣💦⤵️)晩柑ジュースなどのドリンクと、カレー(いくつか種類はありましたが、今回は一つを除いてお休み中との事でした💦)、そして期間限定で「湯島大根ステーキ」が…!迷わず「晩柑ジュース」と「湯島大根ステーキ」を注文しました。

 

待っている間、店内に並べられた猫グッズや、アクセサリーなどを拝見していますと、自家製ジュースと大根ステーキが運ばれてきました。待っている時間も楽しかったなぁ…🥰✨

 

まずはジュースを頂きます。😊🍹な、なんてさっぱりした後味…!(語彙力が至らず、申し訳ありません😭💧)

 

晩柑ジュースは大変爽やかで、オーナーさん曰く『甘味が足りないな、と感じられたら、ガムシロップを入れて下さいね』との事でしたが、いやはや、素材そのままの味の、なんと美味しい事でしょう…。あっという間に飲み終わりました。

 

そして大根ステーキがまた絶品でして。形も遊び心溢れる、可愛らしい形なのです…。写真がこちらです🐾📸

 

 

猫さんのお皿に、肉球の形の大根ステーキが…。猫好きにはたまらない、素敵な一品です。大根を、こんなに可愛く、美味しく出来るなんて…。大変美味しかったです!ご馳走様でした🥰🍴

 

湯島の歴史

 

さて、ここで湯島の歴史につきまして、簡単にご紹介を…。

 

湯島は、その昔、天草・島原の乱(1637-1638)の際に、一揆軍が戦略会議を行った事から、別名「談合島」とも呼ばれるそうです。

 

中腹の「諏訪神社」には、戦乱の際の武器製造に使われたとされる『鍜冶水盤』が置かれ、頂上の「峯公園」には『キリシタン墓碑』や『談合島の碑』があります。

 

冒頭の湯島の写真でお伝えした「白い十字架」は、恐らく、こうした戦乱で命を落としたキリシタンの人々への慰霊の為に建てられたのですね…。

 

また、湯島開拓に尽力した『義人 横田伝兵衛の碑』が、島の北西部、湯島灯台への道付近に建てられています。

 

横田伝兵衛は、元々島原の百姓組頭でしたが、1680年頃(江戸時代・延宝8年)、重税に苦しむ百姓たちの為に、死罪を覚悟で、単身直訴に及びました。

 

当時の島原藩主、松平忠房公は、この訴えが正しい事を認め、税率を改正すると共に、伝兵衛の類い稀なる「才能」(伝兵衛は土を口に含む事で、その土地の良し悪しを見極める事が出来たそうです)を知り、格別の恩情を以て、伝兵衛を家族共々、湯島へと「流罪(島流し)」としました。*1

 

その後、湯島の人々へ生活指導を行いつつ、田畑の開墾に尽力した横田伝兵衛は、1715年(正徳5年)、10月10日に亡くなりました。

 

湯島には、他にも慰霊の碑が建てられていますが、歴史につきましては、これにてご紹介を終えさせて頂きます…💦

 

気を付けて頂きたい事(お願い事です…😢💦)

 

いかがでしょうか?😄💡遠方へ旅行に行く機会は、中々限られてしまうかと思いますが…😢💧

 

機会がございましたら、ぜひ一度、足をお運び頂きたく。🛥️✨

 

そのような思いと併せまして、もし湯島にお出掛け頂く際には、風花猫からの「お願い」を…。📝💦

 

下記に、事前に気を付けて頂きたい事(・で書かれた点は『ゆしまねこめぐり帖』より抜粋しています)や、風花猫が感じた注意点(○で書かれた点ですが、ご参考までに…😣💧)を記載しております。

 

  • 湯島に暮らす猫さんは、基本的に人馴れしている猫さんが多いようですが、色々な猫さんがいるので、ふれ合う際には、引っ掛かれたり、噛まれたりする事も…。また、ふれ合う際も、猫さんを驚かせないように、優しく接して下さいませ…。

 

  • また、島で暮らしておられる皆様への配慮(民家の敷地内へ立ち入らない事や、ゴミの持ち帰りマナー、住民の方の原動機付きバイクの通行への譲り合いなど)を忘れてはいけないですね…😣

 

  • 小さなお子さんをお連れの場合は、海が近く、危険なエリアもあります為、どうぞ目を離されませんように…😢💦

 

○湯島を全て回ろうとしますと、ペースにもよりますが、およそ1時間~掛かるかな…、と。(一周はおよそ4㎞です)しかし、道中は平坦な道だけではなく、坂道や「険しい道のり」も…。(湯島灯台への道など)その為、湯島を一周される場合は、時間だけではなく、体力的なペース配分も意識して頂いた方がいいかもしれません…💦

 

○島内の飲食店、カフェ等の営業日や時間につきましては、事前にご確認を…。(中には「臨時休業」の所も…💦)

 

○定期船の運賃や、島内でのお会計には「現金」が必須です。クレジットカードやPayPay等のキャッシュレス決済しかご用意のない場合は、事前に必ず現金のご持参を…👛💦

 

○島内には、公共交通機関やコンビニはなく、移動手段は「徒歩」となります。売店や飲み物の自販機はありますが、その他の必要な物(軽食など)も、事前に用意される事をオススメ致します…🥪

 

場所・アクセス

 

湯島は、熊本県上天草市大矢野町にある離島で、同じく大矢野町南西部に位置する江樋戸(えびと)港から、湯島定期船に乗って向かいます。乗船時間は約30分ほどで、乗船後に運賃を船員さんに支払います。(切符はありません💦)

 

(江樋戸港までの道のりは、レンタカー等の車で向かう手段と、バス等の公共交通機関を乗り継いで向かうルートがありますが、向かい方には様々なルートがありますので、網羅しきれず…😢💧)

 

湯島定期船は、1日5便(2023年3月時点)運航しておりますが、最新の運航状況は、事前に上天草市のホームページでご確認を…🖥️

 

【参照:上天草市ホームページ】

https://www.city.kamiamakusa.kumamoto.jp/q/aview/35/12887.html

 

最後に「オッチャン♂」と、港の元ボス猫「ロース♂」のお話。

 

長くなりましたが、最後に島の名物猫さん「オッチャン♂」*2(西海岸付近によく「落ちている」そうです…😆💤)の写真を…。

 

 

この表情、ただただ、たまりません…😍↗️(笑)

 

しかしながら、ここで一つ、悲しいお話を…。

 

それは、かつて港の「ボス猫」として愛された、ロース♂さんの訃報です…。

 

地元紙によりますと、ロースさんは2022年8月初旬頃に姿を消し、天国に旅立ったとみられるそうで…😭💧

 

私は、その訃報を、湯島内の掲示にて知りました…。とても、とても悲しく思います…😿💧

 

港のボス猫「ロース♂」さんの、ご冥福をお祈りします…😿💧

 

よろしければ、クリック頂けると、大変喜びます…😿💦

*1:当時の「直訴」は「死罪」に値するとされていて、伝兵衛のように「家族共々」「流罪」になる事は、極めて珍しい事であったようです。

*2:後述の「ロース♂」さんへは「さん」付けをしていますが、「オッチャン♂」に「さん」を付けると、なんだかちょっとしっくりこなかった為、敢えて呼び捨てに…🙀