今日もお疲れ様です、風花猫です。
…最初に、お願いと、申し上げたい事がございます。
今回の記事では、少し感情的な文章や言葉を含め、問題提起の為に、強めの表現が入ってしまいます…。
また、口調や文体自体が統一されず、乱れる箇所もございます。
(既に他の記事でもありましたが、敢えて申し上げます…。)
もし、記事をお読み頂いた方や、当事者の方、関係者の方がご覧になられ、ご不快に感じられてしまいましたら、本当に申し訳なく思います…。
少しでもご気分を悪くされてしまった際には、どうぞそれ以上はお読みになられず、そーっと閉じて頂きたく…。
私は決して、傷付けるような言葉を載せたくありません…。
その考えが基本であり、根底にあるつもりなのですが、時には強く言わざるを得ない事もあります…。
感情を抑えながら、言葉を紡ぐ事は、本当に難しいですね…。
しかしながら、私自身の体験と、心に浮かぶ「モヤモヤ」を、この機にこそ、述べなくては。そう思わずにはいられなかったのです。
以下、あくまでも「風花猫個人の話(視点)」として、そうした話もあるんだな、といった程度にて、お考え頂ければ有り難いです…。
…さて、私が述べたい「モヤモヤ」の事を書かせて頂く為に、少しだけ、昔ばなしを致します。
私はかつて、PSW(精神科ソーシャルワーカー)見習いとして、とある地方の精神科病院に所属していました。
しつこくて申し訳ありませんが、もう一度、申し上げます。
この先は、あくまでも「風花猫個人の話」でございます。
現在の関係各位様へ関連付けるものではございません…。
その病院では、PSWが精神科医の先生に「気を遣いながら」業務を遂行する場面があって。
…いえ、もっと言ってしまえば、先生の「機嫌をうかがって」話をしなくてはならないようで。
ソーシャルワーカーという対人援助職は、困難な状況にあられるクライアントを援助する為に、様々な人を繋ぎ、多様なサービスへと繋げていく事こそ使命だと考えています。…いえ、正確には「考えていました」、かな…。
けれど、私がやっていた事は、クライアントご本人の為、というよりは、関係各位の方々の「気分を害さぬよう」たち振る舞う事で。
…確かに、それがひいてはクライアントの為に繋がるのかもしれません。それらも含めて「必要な業務」であり、ある程度は求められる事であるとも思います。
しかし、当時の私には、それらの業務の意義を受け止める前に『今、必要な支援』であるとは、どうしても思えませんでした。
私が経験もなく、未熟だった為だと思います。そんな私の目に写る「現場」は、あきらかに様々な課題を抱えているように感じられました。
『精神科医療』の現場が抱える複合的な課題。
精神科病院内の『介護(医療的なケアが中心の)』現場の「視点」への疑問。
意志疎通の難しい患者様の「QOL」「意志決定」を、どのようにして、尊重するべきであるのか。
それらの課題は、私一人でなんとかなるものでは、到底なくて。
だからと言って、現場を変える為に行動するなんて、とても出来なくて。ただただ、心を傷めただけで。
…何故、本当はあんまり話したくなかった事を話してしまったかと言えば、先日のとあるニュースがきっかけで。
八王子市の精神科病院「滝山病院」で、職員が患者さんに暴力行為を行ったとされたニュース。
後に調べて知りましたが、滝山病院では「死亡退院率」(退院した患者のうち、死亡による退院が占める割合)が、他の病院に比べて高かった、そうで…。
(NHK 首都圏NEWS WEB 2月17日の記事より)
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20230217/1000089888.html
…当事者の方々は、声を上げる事すら難しかったのでは、と…。
辛い思いを抱きながら入院されていたと思うのに、頼りになるべき職員に、ひどい暴力を振るわれていた、なんて…。
今も現場で向き合い続ける職員の皆さんへの「信頼」を。
当事者の方の「痛み」や「悲しみ」を。
その「積み重ね」、「声」を、消してしまう事件に思えてしまって。…私が言ってしまうのも、いいのかは、分からないけれど…。
…もちろん、他の精神科病院や、職員の方々が皆さんそうだとは思いません。
しかし、私がかつて直面した「現実」は、想像以上に、心をすり減らす場面が多く。
暴力行為そのものを擁護するつもりは一切ありませんが、間違いなくこれは「現場の抱える課題」の一つである、と…。
滝山病院で起きた事は、恐らくどの病院であっても起こりうる、いわば「氷山の一角」に過ぎないのでは、と。
かつて宇都宮病院事件で失われた命が、大切な教訓を残して下さったはずなのに。
何故、未だに起きてしまうのか…、…今一度、精神科病院の現場に『課題と向き合う』大きな流れが起きる事を。
切に、願ってやみません。