今日もお疲れ様です、風花猫です。🥞
さて、今回は民俗学「フォークロア」について、ざっくりとまとめさせて頂きます。✏️(軽くお読み頂ければ幸いです…😣💦)
(※名称が似た別の学問『民族学』と間違えやすいですね…😥💧)
「ざっくりまとめ(学問)」の他の記事は、こちらからもご覧頂けます。
心理学「ヤマアラシのジレンマ」について。
https://kazabananeko.hatenadiary.com/entry/2023/01/12/122000
社会学「孤独な群衆」について。
https://kazabananeko.hatenadiary.com/entry/2023/01/15/123000
まず「フォークロア(folklore)」という単語について整理致しますと、この単語は【民間伝承・民俗学】という意味と【民族衣裳を取り入れたファッションスタイル・デザイン(アパレル用語)】という意味を併せ持っています。
本記事では前者の意味についてまとめさせて頂きたいと思いますが、更なる詳細な【フォークロアの定義】につきましては、下記の『文部科学省』のサイトをご覧頂ければと思います。💻️
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/bunka/gijiroku/010/06011809/007/015.htm
話を戻しまして、民俗学「フォークロア」についてですが、こちらの定義は【百科事典マイペディア】より、引用にてご紹介致します。
【フォークロア】
民間伝承、民族、またそれを研究対象とする民俗学の意。1846年英国の古代学者W.J.トムズ(1803-1885)が作った言葉。狭義には民間文芸をさすが、今日では習慣、信仰、儀礼、説話や物質文化など広く民間の知識と技術の伝承の全部をさす。民間伝承には、外来文化や、上層階級の沈降文化なども、常民(一般の人々)が前代から保持した文化に融合した形で含まれている。
「民俗学(フォークロア)」の研究分野には様々なものがあり、上記以外に『都市伝説』や『怪談話』も、研究分野の一つとされています。(日本や欧米などの場合)
都市伝説はあくまで「根拠の無い噂話」ですが、噂話が発祥した経緯の分析等、様々な学術的観点からの論文が発表されており、大変興味深い論文も多くあります。
(論文に関しては割愛させて頂きますが、論文タイトルを一部のみ、掲載させて頂きます。)
【現代における物語の成立―都市伝説の形成と流布―】(奈良大学大学院)
※どちらの論文も、リンク先を正しく表示出来ない為、タイトルのみの掲載とさせて頂きました…(>_<)💦
ここで民俗学の研究分野である『説話』と『民間伝承(信仰)』について、少し述べさせて頂きます。
『説話』とは、口伝や書物で伝えられてきた「昔話」や「伝説・神話」などの総称ですが、昔話で有名な【桃太郎】は、成立した時代である室町時代の時代色を濃く反映しているとされます。
また『民間信仰』の一つである「七福神」も、同じく室町時代に成立していますが、七福神は日本の神だけではなく、人数を「七」に整える為に、中国・インドの神々も取り入れられて、信仰されるようになりました。
(恵比寿のみが日本の神で、布袋・福禄寿・寿老人は中国、大黒天・毘沙門天・弁財天はインドの信仰対象ですね…🤔)
説話や民間伝承は、実に多種多様なものがありますので、ここでは述べきれませんが…💦
日本の民俗学を開拓した民俗学者、柳田国男(1875-1962)は、上記の【桃太郎】の伝承に関する著者『桃太郎の誕生』を始め、『遠野物語(岩手県遠野市の民間伝承をまとめた書籍)』や『定本柳田国男集(全31巻、別冊5巻)』にて、様々な伝承を収集・分析しています。
地域によって異なる伝承を知る事で、その土地にまつわる信仰や考え方などを学ぶ事が、日本古来の文化を知る事に繋がるのだな…、と思います。
余談ですが、民間伝承を収集した文学者は多く、ドイツのグリム兄弟が収集し、『子供と家庭の童話』として発表したのが、有名な『グリム童話』ですね…📖
皆様のお住まいの地域には、どのような民間伝承がありますでしょうか…?
もしかしたら、その地域特有の、貴重な伝承が残っているかもしれませんね…。(*^^*)
それでは、ここまでお読み頂き、ありがとうございました!🌠
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