今日もお疲れ様です、風花猫です。⚜️
今回は心理学用語の一つ、「ヤマアラシのジレンマ」について、ざっくりとお話させて頂きたいと思います。
後半部分の見解は、あくまで風花猫個人の考えですので、どうぞ軽くお読み頂ければと思います…(>_<)💦
「ざっくりまとめ(学問)」の他の記事は、こちらからもご覧頂けます。
社会学「孤独な群衆」について。
https://kazabananeko.hatenadiary.com/entry/2023/01/15/123000
https://kazabananeko.hatenadiary.com/entry/2023/01/17/121500
「ヤマアラシのジレンマ」とは、【近づきたい欲求もあるが傷つくのをおそれて一定距離以上は近づけない心理のこと】(『ベーシック心理学』 二宮克美/編著 医歯薬出版 2016年)であり、対人関係に於ける、自分と他人との心的距離や、葛藤に関する考え方の一つです。
有名な所では、アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の中で、リツコさんが説明するシーンもありますね…😌
ドイツの哲学者、ショーペンハウアーの寓話にも、ヤマアラシのエピソードが登場しているそうです。
2匹のヤマアラシが寒さに凍える中、お互いに暖を取ろうとして近付きますが、双方の鋭いトゲが邪魔をして、ぴったりくっつく事は出来ず…。
時に傷付きながらも、トゲが刺さらない適度な距離を見出だした事で、お互いが心地よく感じられるようになった、というものです。
ヤマアラシのジレンマに関連すると思われる心理学用語に、「パーソナルスペース」という用語がありますが、主題から逸れてしまいますので、そちらについての記述は割愛致します…😣
話を戻しまして、この「ヤマアラシのジレンマ」の考え方は、実に分かりやすく、葛藤を捉えているなぁ、と思います。
と言いますのも、葛藤の存在する場面は多々あれど、往々にして限定的な状況下であったり、言葉による説明が中心になりがちで、当事者の心境等も、似たような状況を経験された方が想像する場合であっても、人によって、葛藤の捉え方も異なる為、表現も千差万別で難しくなってしまうのでは…、と考えるからです。
ヤマアラシのジレンマは、対人関係に悩む多くの方々が、恐らく一度は経験されるような葛藤であり、想像もしやすいのでは…と思います。
例えば、仲良くなりたいと思う相手との仲を深めようとして、思い掛けず傷付いてしまったり…。
はたまた、人様との「適度な距離」を模索して、葛藤したり…。
余談ですが、私も大学時代、友人とこの事について話し合った事がありました。
その友人は、人との距離について「あまり近付き過ぎると、相手のイヤな面に触れてしまう事になるから、それが怖いなぁ…」と語っていました。
この友人の考え方に、私もとても共感し、私の場合はどうだろうか…と、様々な思いを巡らせたものでした。
皆様は「ヤマアラシのジレンマ」について、どのようなお気持ちやお考えを抱かれましたでしょうか…?
人との関わりの中において、傷付く事が避けられなくとも、どうか皆様にとっての「居心地の良い距離」が見つかりますよう、願っております…🌠
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